不動産売却は多くの方はあまり馴染みのないものだと思います。
 
初めて不動産売却をする方は、知識があまりない為、不動産業者に任せきりになってしまう事が多いです。
しかし、どの業者に依頼するかで、売却には大きな差が生まれます。
では、どのように「不動産業者を見極めるか」「高値で売るにはどうしたらいいか」など、お客様の不動産をより高く売る方法をご紹介します。
 

売却前に確認する事

 
 
まず、不動産会社へ依頼する前にご自身で、どのくらいで売れるのか【取引相場】をお調べする事をお勧めします。
過去の取引相場を調べておく事で、大まかな金額がわかります。
 
しかし、ここで注意する事は、「 調べた金額で必ず売れる 」という期待はしない事です。
どんなに入念に調べても、買いたいお客様がいなければ売却は難しいからです。
 
ただ、過去の取引相場より高値で売れるケースも十分にあります。
 
 

複数の会社へ査定依頼をする

 
ご自身で【取引相場を】調べたら、複数の不動産会社へ査定依頼(比較)を行います。
一社だけの査定ですと、本当の売却金額が分からないからです。
 
弊社も過去、取引させて頂いたお客様のケースで言えば、当初一社での査定で売却をしようとしていた所、弊社に相談があり、売却を行った結果、最初の査定額より、600万円高く売れました。
 
そのような結果もありますので、出来れば、査定依頼(比較)は複数の不動産会社にお願いする事をお勧めします。
 
 
 

売却までの道筋を立てる

 
 
不動産会社の査定額が集まりましたら、媒介契約先を決め、売却までのスケジュールを立てます。
 
売り出し価格や宣伝は不動産会社が行います。
値引きの可能性も踏まえた価格設定をする事も大切です。
 
その際、【どのように売り出すのか】戦略を、売主様と業者が一緒になって考える事が、とても大切となります。
 
不動産売却には、それぞれに【期間】があります。
 
1.売主の希望価格で宣伝する期間
2.買主の反響で考える期間
3.値下げについて考える期間
 
このそれぞれの期間も売り出す前に、十分に考えておく事が必要です。
 
 

状況を把握する

 
不動産会社が宣伝を始めると、物件情報をみた方から、不動産会社へお問合せがあります。
このお問合せ内容を必ず把握しておきましょう。
 
この問い合わせ件数が極端に少ない場合は、仲介先の変更を考える事も重要です。
また、月に一度も報告をしてこない不動産業者の場合は、即刻、仲介先の変更をお勧めします。
 
物件の宣伝方法は、不動産会社自身が行いますが、宣伝が苦手な不動産会社もおりますので、どのように物件を宣伝するのか、把握しておく事が必要です。
 
 
 

常識の範囲以上の金額はNG

 
ご自身の所有している不動産を少しでも高く売りたい気持ちは十分に理解できます。
しかし、本来の価値が1,500万円の不動産を2倍以上の価格で売ろうとしても、その価格で成約する見込みは低いです。
 
そして、売主様の「高く売りたい」という気持ちを利用して、他社よりも高い査定額をつけ、媒介契約を結ぶ業者にも注意が必要です。なぜなら、どんなに高額査定して売り出しても、購入者がいなければ、値下げするしかありません。
値下げを繰り返し宣伝する物件は問題があるとみなされるので、適正価格で売り出した場合よりも、不利な条件で契約してしますことが多いです。
 
 
 

中古物件【 応用編 】

 
1.買主がいつでも気持ちよく内覧できるように、物件を綺麗にしておく事をお勧めします。
特に、水回りは念入りにクリーニングしておく事をお勧めします。
 
2.欠陥や修繕箇所を隠さない事です。中古物件の場合は、築年数が経っている為、今まで全く欠陥・修繕箇所がない方が信ぴょう性に欠けるので、欠陥・修繕箇所がある場合は、正直に告知しておきましょう。
 
3.出来るだけ、日当たりを良く見せるようにしましょう。特にファミリー物件の場合は、住宅設備と同じくらい日当たりの良さは重視されます。多少、物件の状態が悪くても、日当たりが良ければ、契約になるケースもあります。
 
 
 

悪徳業者に騙されないよう注意!

 
 
売却以前に、まずは悪徳業者に注意してください。
不動産手続きは専門用語が多く使われ、専門の人でないとわからない事も多く、業者が裏で何をやっているか確認しずらい事もあります。
その為、悪徳業者が発生しやすく、お客様を騙し利益を上げる業者も多く存在します。
 
悪徳業者との契約を回避する為に、まず初歩的な方法として、免許番号のチェックをしましょう。
 
不動産会社の広告や店頭には必ず[ ○○県知事/国土交通大臣(△)第×××××号 ]という記載があり、この免許番号を国土交通省のサイトに入力すれば、過去5年間の行政処分情報が閲覧できます。
 
国土交通省のサイトで免許番号がなかったり、検索して過去に行政処分を受けていたりする会社は間違いなく、危険です!
 
 

まとめ

 
1.事前に相場の確認
 
2.複数の業者に査定依頼(相談)する
 
3.スケジュールを立てる
 
4.状況を把握する
 
5.常識の範囲内での売却
 
 
この他にも、高値で売却する方法や注意すべき点は沢山ありますので、不動産の売却にお悩みの方は、満室プロにご相談下さいませ。